もう一人の老害

中曽根元首相が、今回の内閣改造に関して、与謝野に大いに仕事をさせろという趣旨の発言をしたと、某新聞社のネット記事が伝えていた。

こんな発言、する方もする方だし、伝える方も伝える方だ。

中曽根が首相を退任してからもう何年になるのか。20年以上たつのではないか。

過去の人である。

それをいつまでも、現下の政治過程に首を突っ込んで世迷い言をだらだらとたれ流す。みっともないからおよしなさい。

さらにみっともないことに、マスコミが、こんな世迷い言を、マジ顔で報道する。

マスコミというのは、いちおう、ニュースを伝えるということになっているのではないのか。中曽根の世迷い言がニュースなのか。

過去の人が、過去の栄光にしがみついて、いつまでも、懲りもせず、世迷い言を垂れ流しています、というのだったら、まあ、ニュースにならないこともないかとは思うが。

マスコミも苦しいのだな。

2009年夏の総選挙で主権者が「国民の生活が第一」を支持し、政権交代を実現した歴史的意義を、とにかく、なんとしてでも貶め、晦まさなければならないと必死なものだから、民主党批判の急先鋒だった与謝野の民主党内閣入りを正当化し結果として政権交代の矛先を丸め込むことにつながる、こんな老人の世迷い言まで報道しなくちゃならない。

ま、ごくろうさんです。こんなことは自ら墓穴を掘るのと同じことなのだがね。