MacBook Pro 13″ Mid 2009 光学ドライブとハードディスクドライブの入れ替え

数ヶ月前、使用11年目に入ったMacBook Pro 13″ Mid 2009の電源ボタンを押したら、いつもの”キュイ、キュキュキューン”という光学ドライブの動作確認音(なのでしょう)ではなく、”キュイ”と一回発音したまま沈黙。あれれ…。本体は立ち上がったので、手元の傷ついてもかまわないディスクをディスク挿入口へ。1センチくらいしか入らない。ま、ここ数年、光学ドライブは使っていないのでそのまま放置。

一方、1年ほど前、内蔵ハードドディスクライブ(HDD)を容量32ギガのソリッドステートドライブ(SSD)に替えたので、ケースに入れて外付けで使っている750ギガHDDがある。使えない内蔵光学ドライブと使える外付けHDD。
ここで、光学ドライブを外して、替わりにHDDを入れるためのアダプタがあるのを思い出す。MacBook Proのこの機種に適合するものがアマゾンで送料込み1699円也。さっそく注文。

IFIXITという、アップル社製品専門(なのでしょう)の、分解修理の手順を写真入りで微に入り細に渡り解説してくれるウェブサイトがある。これの該当ページを手本に取りかかる。ところが、カメラケーブルコネクターを外すところでつまづく。
脱落防止用に透明プラスティックのケーブルリテイナー(というらしい)が噛ましてあるのだが、これが接着剤で止めてある。接着剤で止めてあるものをどうやったら外せるのだ。先の尖ったもので慎重に光学ドライブ側にスライドさせようとしても、1ミリ程度動くだけ。
あきらめて、インターネットで参考例を探す。カメラケーブルを外さなくとも作業できるという情報があったのでやってみる。拡大鏡で光学ドライブ周りを観察すると、どうしても外さないと作業が進まないのは、光学ドライブのコネクター、ハードディスクドライブのコネクター、サブウーファーの固定ネジ2本、カメラケーブルのブラケット固定ネジ2本、それと光学ドライブ本体の固定ネジ3本。
カメラケーブルのブラケット固定ネジ2本のうち1本はサブウーファーのケーブルの下にあるのでドライバーでほんのちょっと脇へ動かす。光学ドライブ本体の固定ネジ3本のうち1本もカメラケーブルの下に隠れているので同様にケーブルをドライバーで脇へ。サブウーファーとケーブル類は少し浮かせておけば、光学ドライブ本体を斜め手前に引き出せそうなことがわかった。
結果は成功、ちゃんと外せた。

光学ドライブを取り外したところ
光学ドライブを取り外したところ。 画面右の空冷ファンの下やや左にあるのがカメラケーブルコネクター。左上にサブウーファー、ネジを外して浮かせてある。サブウーファーの左下にカメラケーブル固定ネジ。

次は、750ギガのHDDをアダプターに付属のネジ4本で固定。これを、斜め手前からマックブックプロ本体の所定の位置に滑り込ませる。あとは、外したのとは逆にネジを締めていく。本体裏ぶたはつけずに試運転。おお、それぞれのドライブをちゃんと認識している。これで約1時間。やれやれ。

光学ドライブのあとに収まったHDD
左側、光学ドライブのあったところにに収まったハードディスクドライブ。その下、32ギガSSD。

4年も間があくと、デジタルの世界では浦島太郎になる

4年と5ヶ月ぶりに投稿。
2010年にはじめたこのブログ、数年前に改題したが、新規投稿は久しぶり。この間、HTTPがHTTPSに、FTPがSFTPになり、WordPressも3.xから5.xに。まるで浦島太郎状態だ。
放置していたこのブログもそれらに対応するため、にわか勉強で、なんとか。SSL/TLSを導入しないと、つまりHTTPのままだと、ブラウザーに「危ないアクセス」だの「不明なアクセス」だのと脅され、つながらない。安全性が向上するのは悪いことではないから、さっそく手当したというわけ。
しかし、SSL/TLSのもとになった公開鍵・秘密鍵暗号方式を考えた人は偉い。つくづくそう思う。

NHK受信料が払えない

NHKのホームページで、ブラウザーとしてFirefoxを使い、クレジットカード一時払で受信料を払おうとすると払えないという話。

Firefoxで、NHKのホームページにアクセスし、受信料支払画面で、クレジットカード一時払をクリックすると、下の画面のようなことになって先に進まない。下の画像はWindows10のもの。

NHK受信料のクレジットカード一時払いの画面

NHKふれあいセンターに電話して、クレジットカード一時払にアクセスできないというと、しばし待たされて、男性のオペレーターが自分の手元の端末ではアクセスできるという。

電話を切って、Windows10ノート、Windows10デスクトップ、Ubuntu18.04デスクトップ、MacBookProのEl Capitanで、Firefox、Chrome、Edge、Safariを試す。結果は、Firefoxのみアクセスできず、他は皆アクセスできる。ふれあいセンターに再度電話、女性オペレーターに以上のことを申し述べ、Firefoxでアクセスできるようにするか、Firefoxは使えないと表示してほしいと要望。上に伝えます、ということだったが、さて。

水星

ここ数日、西の夕空に水星と金星、火星を見ることができる。

1月3日の午後5時前、パソコンで、Stellariumというフリーのプラネタリウムソフトウェア(筆者はLinux系オペレーティングシステムのUbuntu上で使っている。アップル社のMacオペレーティングシステムやマイクロソフト社のWindowsオペレーティングシステム上でも使えるようだが試したことはない。)を動かしていたら、午後5時ごろから金星と水星が、やや遅れて火星が見えるということなので、双眼鏡を持って外へ出てみた。

金星はすぐに確認できた。さて、水星は。

Stellariumでは、金星のやや右斜め下方すぐのところに見えるはずなのだが、肉眼では確認できない。双眼鏡(対物レンズ径35mm倍率7倍)でそれらしきところを覗くと、針の先ほどに光る点が見えた。もう薄暗くなりかけている東の空を含め全天に星らしきものはいっさい見えないので、まだ明かりの残る西の空に見える針の先ほどの点は惑星、すなわち水星に違いない。
時間が経過するにつれ金星と水星の高度が下がって地平線に近づいてくる。すると、双眼鏡でしか確認できなかった水星が、かろうじて肉眼でも見えるようになってくる。地平線下に沈むまでの10分ほど、輝きを増してくる街の明かりに隠れそうになりながら水星は視野の中にあった。そして見上げると上空には火星が。
コペルニクスは死の床で、水星を見ることができなかったことを悔やんだという。太陽に一番近い惑星である水星は条件が整わないと観察することが難しい。あの大コペルニクスにしてしかり。その水星を、今回、Stellariumに教えられて見ることができた。幸運である。
インターネットというものがあり、それを通じて世界のどこかで、どなたかが苦心して作られたフリーのソフトウェア(オペレーティングシステムのLinuxとその派生型のUbuntu、プラネタリウムソフトウェアのStellariumなど)を使うことができるのはコペルニクスの時代には考えられなかったことである。コペルニクスにあらざるこの自分が、いとも簡単に肉眼で水星を見ることができたのはインターネットのおかげであるといって言い過ぎではないと思う。ありがたいことである。「井戸の水を飲むときは掘った人の苦労を思うべし。」

PS その後1月5日まで天候にも恵まれ、順調に水星を見ることができている。

宅録事始め

必要に迫られてパソコンで自宅録音、略して宅録に挑戦することになった。

録音するのは、ギター伴奏のボーカル、ギター独奏。

手持ちの道具は、オーストラリア製のコンデンサーマイク1本、ドイツ銘柄で中国製のダイナミックマイク1本。日本の楽器メーカー銘柄でインドネシア製のミキサー(USBオーディオインターフェース一体型)。パソコンはMacBook。パソコンの録音ソフトは、ミキサーに付属していたドイツの会社のもの(この会社は、上記の日本の楽器メーカーの子会社)。

時代は変わった。

その昔、自宅で録音といえば、オープンリールのテープレコーダー、それがカセットテープになり、次にMDということになった。(ブログ主はDATは触ったことがない。)

しかし、現在の録音は、録音したものが、デジタルファイルとして記録され、パソコン上で不要な部分をカットしたりなどの編集が可能であり、しかも、それを音楽CDにすることもできる。

ブログが、個人による情報発信の道具であるのと同様、宅録は、個人による音楽創造の道具だ。しかも、熱意と努力があれば、演奏内容の出来はさておき、外形的には、かなりの水準のものができてしまう。

よい時代になったものだ。

モバイルギアとポメラ

KING JIM の pomera DM20 プレミアムシルバーを購入した。

2年ほど前に最初の型が出た頃から、気になっていたのだが、テキスト入力だけで2万円台は高いなあ、というのが正直なところだった。その後、上位機種のDM20が出たときも、ぐらっときたが、やはり価格で思いとどまった。

数ヶ月前、シルバーの新色が発表され、最近になって、インターネット価格が2万円を切るまで下がったので、思い切って購入した。

ブログ主は、12年前に購入したNECのモバイルギアMC-MK22を現在も使用している。

このモバイルギア、横長のモノクロ液晶ながら、乾電池駆動で長時間使用可、携帯にまあまあ苦にならない大きさ、数秒で立ち上がる反応の良さ、非常に打ちやすいキーボーなどポメラの元祖のような存在である。途中、お蔵入りの期間も少なからずあったのだが、主に、文章の書きはじめ(いわゆるキックオフですな)や文章の原型のそのまた原型を作るときなどに、重宝している。

モバイルギアには、電子メールやインターネット閲覧の機能もあるにはあるのだが、携帯電話の同じ機能の使い勝手の良さに負けて、さすがに、現在では使うことはない。

しかし、日進月歩どころか秒進時歩の感もあるデジタル機器で、まだ現役というのは偉いものだと思う。それは、携帯可能な電子テキスト入力機としての基本をきちんと押さえて作られているからなのだろう。さすがに、蓋兼液晶画面と本体とのヒンジ部分にひびが入り、蓋が若干ゆるくなってきたがキーボードの打ちやすさはいまだに健在である。

そこで、ポメラ。まだ、使いはじめて1日なのだが、モバイルギアのように電子テキストの入力機械としての基本をきちんと押さえ、しかもさらに携帯性に磨きをかけた作りになっている。手に持ったところでは重さはモバイルギアの半分のように感じる。日常的に持ち歩くのが苦にはならないようだ。

懸念としては、携帯性の向上の工夫であるキーボードの折りたたみ機構が、可動部分であるだけに、丁寧に扱ってやらないと寿命がくるのが早いかもしれない。

ネットでは、その思い切りの良さが評判のポメラだが、ブログ主は、このような電子テキスト入力に徹した単機能機械を発売した KING JIM の決断を評価したい。

願わくは、「ご要望に応えて」などと言い訳しながらあれこれと機能を付け加えていくのではなく、電子テキスト入力機としての本道を歩み、その道を極めてもらいたいものだ。そうすれば、ポメラは、きっとモバイルギアの栄光を受け継ぐことができると思う。

[蛇足]

ポメラに対する2点の願望

*モバイルギアのようなスタイルのもの。キーボードは折りたたみでなくてもよい。D20の液晶の面積の倍あればとても使いやすくなる。
*日本語変換精度の向上。

iPhoneから投稿

iPhoneから自分のブログにリモート投稿できるようになりました。
この記事も、実際にiPhoneから投稿しています。

使っているのは Automattic, Inc.が開発元の WordPress バージョン2.5という iPhone用アプリケーションです。

手元の小さな携帯端末からインターネットのブログサイトに記事を送れるとは、まさに現代の驚異です。しかも、このアプリケーション、無料です。提供者の方には感謝です。

[以下は2010年10月4日追記]

10月3日、バージョン2.6 にアップデートしたところ、「誤ったログイン/パスワードの組み合わせ…」でそこから先へは、まったく進みません。2.6を削除して、パソコンのiTunesからiPhoneへインストールし直しました。
また、2.5でも写真付の記事はエラーが出て投稿できませんでした。