『週刊新潮』中吊り広告の無残

今朝、電車に乗ったら、『週刊新潮』の中吊り広告が目に入った。

いわく、「新・目白の闇将軍になる仙谷由人官房副長官-老獪な寝技を駆使し、パワーゲームの中心に立つ最高実力者は云々…」
うーん、仙谷某が「目白の闇将軍」に「最高実力者」ね。

『週刊新潮』さん、気が違ったんじゃあないの。それとも、官房機密費でも貰ったのかい。あのねえ、田中角栄氏の政治家としての、かつ、また人間としての実力は、こんなチンケな仙谷某とやらとは、それこそ、月とスッポン、天国と地獄ほども違う。比べるも愚かなことだ。

そんな当たり前のことも分からなくなったのかい、この週刊誌は。おまけに、「最高実力者」だと? へっ、可哀相に、こりゃあ、放射能の毒が当たったに違いないよ。

さて、毒が当たったんだかなんだか知らないが、こんな中吊り広告で、善良な一般大衆を、釣り上げようなんていい根性してる。でもね、この連中の浅はかな魂胆なんざあ、とうに底が割れてるよ。

なにを焦っているんだか、こんな気の利かない中吊りのフレーズじゃあ雑魚一匹釣れやしない。この週刊誌、この間の朝日新聞支局襲撃事件犯人手記の大誤報もありで、いよいよ「病膏肓に入る」だね。

カレル・ヴァン・ウォルフレン「誰が小沢一郎を殺すのか?」あるいは間抜けな日本のジャーナリストについて

「誰が小沢一郎を殺すのか?」は、オランダ人のジャーナリストで、長く日本に滞在した経験を持ち、日本の政治と社会についての鋭い分析で知られるウォルフレン氏の近著。

小沢一郎氏が、わが国の政治の真の改革に必要不可欠な存在でありながら、検察と大手マスコミによる「政治とカネ」のネガティブキャンペーン攻撃を受け続けるのはなぜかについて、氏のこれまでの分析をふまえてすこぶる説得力のある議論を展開している。

詳細については、この書をお読みいただくとして、ウォルフレン氏の主張の核心は、ブログ主の見るところでは、次のようなことである。

わが国の政治(のみならず経済も、社会のあり方も)の根本問題は、日本国が、独立主権国家ではなく、アメリカ合衆国の保護国ないし従属国の地位に甘んじていることにあり、小沢氏はこの状態を変革し、日本を真の独立国家としようと奮闘している。小沢氏に対する「人物破壊 character assassination 」というべきネガティブキャンペーンは、日本がアメリカの保護国ないし従属国状態にとどまっていることから利益を受けている日米両国の支配層が、小沢氏による変革を脅威ととらえ、これをつぶすために仕掛けたものである。日本国民が、日本が真の独立国家となることを願うならば、小沢氏がネガティブキャンペーンによって抹殺されようとしているのを座視してはならない。

以上がウォルフレン氏の主張の核心だと思うが、同感である。ブログ主が、このブログを始めたのも、2年前の総選挙直前の特捜検察と大手マスコミによる一連の反小沢キャンペーンがあまりにも異様であり、日本の民主主義を案ずる国民の一人として、まさに座視することはできないと考えたからであった。

しかしながら、菅直人及びその一派の「小沢はずし」、いやむしろ「小沢抹殺」の動きを見ていると、民主党内においてさえ、小沢氏に対するネガティブキャンペーンに荷担する勢力がはびこっている始末であり、残念ながら、日本属国化・従属化推進勢力が、今なお猖獗を極めているのがこの国の現状であると断じざるを得ない。

だが、どんな状況も、永遠不変でありうるはずはない。かのアメリカ合衆国の覇権にしても今や並ぶもののない絶頂にあるように見えるが、絶頂にあるということは、言い換えれば次の瞬間には衰亡に向かうということだ。世界最強の軍事力を誇る国の大統領が、たった一人のテロリストを、他国に特殊部隊を派遣してまで暗殺するという常軌を逸した行動に出る有様は、かの国が衰退に向かいつつある証でもある。

さて、ウォルフレン氏の著書に戻るが、いかに日本滞在が長いジャーナリストとはいえ、外国人がこれほどまでに日本の政治や社会を鋭く分析しているのに、日本で生まれ育ちながら、バカの一つ覚えの「政治とカネ」報道に明け暮れる間抜けな日本のジャーナリストって、いったい何なんでしょうね。それに、そのバカの一つ覚えにころりとだまされる少なからぬわが同胞も。

 

 

アメリカの属国・日本の悲哀

あの菅直人の女房が、また、下品な顔をメディアにさらした。毎日新聞が、この女のインタビュー記事を、一面に載せたのだそうだ。

この夫婦は、亭主も亭主なら、女房も女房だね。稀に見る、品性劣悪、救い様がない連中だ。まあ、こんなのが、この難局に総理大臣をやっていられるのも、日本が一人前の独立国ではなく、かのアメリカの属国のようなものだからなのだろう。

つまり、国の最高責任者が、こんな救い様のないバカを女房にしており、それが出しゃばるのを止めようともしない無能かつ無責任であるにもかかわらず、国が滅びないということは、すでに国が滅びている、すなわちアメリカの属国状態になっているということにほかならないわけだ。

それと、毎日新聞というのも面白い新聞だな。ほんとうは朝日新聞のようになりたくてしょうがないコンプレックスがあるが、それをあからさまに出すのは悔しいから、論調の立ち居位置が定まらない。だから、時々、こんなグロテスクなインタビュー記事を一面に載せたりする。

ところで、仙谷某が、キングメーカー気取りでちょろちょろしているようだが、これも属国の悲哀を感じさせるな。こんなイカものが次の総理大臣選びを主導する?

こりゃあ、なんですな、「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」の世界ですな。

 

小沢氏の勝利

いやー、今日は面白いものを見せてもらった。久しぶりに政治の醍醐味を味わった気分だ。

小沢氏の、名人芸とも思われる手法。菅直人のごときガキのような人物には手も足も出せまい。政治家として、というよりも、人間としての格が違いすぎる。

それにしても、小沢氏の力量は格別である。なにしろ内閣総理大臣に辞意を表明させるのだから。玄人の政治家ならこのことを十分に理解しただろうし、「政策」「政策」とバカの一つ覚えのように叫び回るお子ちゃま代議士たちも、少しは理解できただろう。

さあ、政治がますます面白くなってきたぞ。