2015年 年の始めに

今日、2015年の始めの日。ここ、日本の東京の西のはずれでは日の出は拝めたが、やがて暗雲たれ込めて、雪がちらつきはじめた。積もることもなく、夕方になって夕焼け空のお日様の顔も拝めたが、この雲行き、なにやら今年の行く末を暗示しているようなしていないような…。

この地上で、人間がなにをどうしようとも地球は太陽の周りを回り、自らも自転することに変わりはない。かくして、1年という年が往き、1日という日が過ぎる。まるで天が、愚かな人間のすることを哀れんでいるかのようである。いったい君たちはなにをすき好んでつまらないことに大騒ぎし飽きもせず同じことを繰り返すのかね。ま、そんなことはこの大宇宙から見ればどうでもよいことなのだが、とにかく舞台だけは回しておいてやるからね、というごとくに。

さて、せっかく天が舞台を用意してくれているのだから、この舞台の主役を気取っている人間、しかも舞台の中央を争っている先進諸国民はとくに、良い演技をしなければ義理が立たないと思うのだが、はたしてその演技は天から合格点を貰えるものなのだろうか。合格点を貰えないということは、すなわち落第だ。学生さんの場合は落第しても復活は可能だが、人間の場合、落第しても復活は可能だろうか。人間の落第の先にあるのはいったいなに?