日々草は、草ではなく木だった

8月末、自宅前歩道街路樹の根本の草抜きをしていたら、そこに植えてある日々草の花が「いつまで咲きますか」と老女に声をかけられた。「うーん、この勢いだと、もうしばらく咲くのではないですか」というのが自分の答え。「そうですかー」と老女は去る。

ほんとうは木の日々草

はて、今の答えでよかったのだろうか。自宅に戻って、インターネット。

ウィキペディアによれば、日々草はマダガスカル原産のキョウチクトウ科ニチニチソウ属、アルカロイドを「全草」に含み、食すると嘔吐や下痢程度では済まないと。ホー、知らなかった。

他の園芸情報サイトは、日々草は低木、原産地の熱帯では、木だからもちろん露地で通年育つが、日本では冬の低温で枯れてしまうので一年草として扱われると。ホー、知らなかった。

かんじんの花期だが、10月までだと。「もうしばらく咲くのではないですか」という言い方は間違ってはいなかった。やれやれ。

しかし、この世は、未知のことがらに満ちている。