7月初め、ロシア政府が、日本企業も参加し国内天然ガス需要の約9%を占めるサハリン天然ガス開発企業の形態を変更し、準国有化すると発表。
朝日新聞記事によれば、日本の首相がNATOの会合にまで顔を出して反ロシアの気勢を挙げたことへの反発もあるという。
この記事では、側面情報として、日本政府関係者が「いつやるか、いつやるか、ハラハラしていた。究極のいじわるだ」と述べたことも伝えている。
ふーん、「いじわる」ね。
いい悪いは別として、権謀術数渦巻く国際政治の只中で、対立する一方の陣営の首脳会合に雁首さらせば、相手方からなんらかの反応つまり制裁があるのは当然だろう。
この関係者、おそらく高級公務員なんだろうが、こういう状況を「いじわる」と表現するアタマの悪さ。救いようがない。ま、こういう連中が日本のエスタブリッシュメントであり、首相もその一員なのだから、よせばいいのに大西洋なかよしクラブのNATOの会合にまで、太平洋くんだりからノコノコ出かける愚を犯す。
ちなみに朝日新聞によれば、欧米の参加企業は損切りして撤退の意向だそう。