東日本中部日本北海道大震災その11

21日月曜日、大震災11日目。

昨日、東電は、東京都心3区(港区、中央区、千代田区)について、夏も計画停電を実施しない方針である ことを明らかにした。「中央官庁や中枢機関の事業所があり、電力を止めると国の機関を著しく損ねる」からという。ふつうの市民の暮らしはいくら損ねてもいいが国の機関は守るというわけか。差別だな。東電は、今日、福島原発を襲った津波の高さは少なくとも14メートルだったとみられることも明らかにしている。「想定外」だから自分たちには責任がないというのか。上に甘く、自分に甘い東電という会社。

菅直人が、福島、宮城の被災地視察を直前になって、取り止めた。自衛隊のヘリコプターが悪天候で飛べないからだという。うん? 菅直人一派よ、嘘をついてはいけない。このバカ首相が、被災地に行ったら罵声の一つや二つは浴びせられて当然、だからその醜態を回避するために、さすがに側近が止めたのだろう。この程度の雨で飛べないわけがない。菅直人一派の不始末の隠れ蓑にさせられた自衛隊も怒るよな。

福島原発周辺地域のほうれん草など葉もの類に放射能汚染が次々発見されている。官房長官が出荷自粛要請。農家はどうやって食べて行く。そして国民は。WHOが危惧を表明。

都知事の石原が、官邸を訪れ、原発事故で活躍した東京消防庁の消防隊員に、海江田経産相が「放水活動をしないと処分する」と脅したことを抗議した。これもパフォーマンス。「天罰」発言のダメージを薄くしようとしたのか。

福島県が「放射線健康リスク管理ア ドバイザー」に委嘱した長崎大の山下俊一教授(被ばく医療学)と高村昇教授(放射線疫学)なる人物が、福島市内で講演し、高村教授は 「福島市の現時点の空間放射線量で、健康上のリスクは全く考えられない」と語り、山下教授は「酪農は続けられるのか」との質問に「必ずできるようになる。乗り越えてください」と励ました、と共同通信が伝えている。「全く考えられない」「必ずできるようになる」なんて、現時点で断定してしまうなんて、この人たちは予言者か。大学教授の肩書きも落ちたものだ。