28日月曜日、大震災18日目。
今朝、日本テレビで、新聞の解説のようなことをしている番組を見ていると、初老の男性解説者が、アメリカ軍がかくかくしかじかの支援をしてくれている、だから日米同盟が深化しました、と、嬉しそうにしゃべっていた。
奴隷根性きわまれり。
人が、地震風水害放射能で並々ならぬ苦労をしている。そうであれば、親しかろうが親しくなかろうが、相応の支援をするのは、人間社会の道理だ。だから、どこの国も、ありがたいことに、何くれとなく支援をしてくれている。
それを、アメリカだけをとくに取り上げて、これで、日本との中が深まったから良かった良かったとはしゃぐ。これは、ほとんど、奴隷が、その主人からの恩恵をありがたがるのと同じだ。
第二次世界大戦の敗戦からこの方、わが国人は、独立国の国民としての誇りを失ったかに見えるが、この日本テレビの初老男性解説員は、誇りを失うどころか、一人前の人間であることをやめて、自ら奴隷の身分を嬉々として受け入れたようだ。