小沢裁判控訴の愚

5月9日、一審の東京地裁で無罪判決が出た小沢氏の裁判で、検察官役の3人の弁護士が控訴を決めたという。

愚かなことである。

まあ、この弁護士たちの心底としては、功名心であるとか、バカマスコミの作る小沢たたきの風潮に流されてとか、あるいは小沢氏に裁判を引きずらせることで利益を得るエスタブリシュメント連中の意を受けてとか、思惑はさまざまなのだろうが、いずれにしても愚かなことである。

ところで、米国などアングロサクソン流の刑事法体系の下にある国では、一審で無罪判決が出たならば、検察官は控訴できない、すなわち裁判はそれで終わり、判決が確定するという仕組みになっていたと思うが、日本はどうなっているのだろうか。

万事アメリカの猿真似をしているお国柄なのに、こいうことは真似をしないのか。真似をしないのはあれかな、有罪率が100%近いので無罪になることなど想定外なのかな、それとも、裁判が長引いたほうが、判事・検事・弁護士ともども職を失わずにすむからかな。