「副」ということの意味

今の総理大臣は、たしか、前の内閣では副総理という肩書きが付いていた。

「副」という肩書きは、ブログ主の理解では、トップあるいはナンバーワンに次ぐ地位にある人物に与えられるもので、その役割は、ナンバーワンの補佐役か、トップに事故ある時に代理を務めることだと思う。

しからば今の総理大臣は、副総理であったとき、彼はその役割を果たしたのだろうか。

前の総理大臣がやめた理由の一つは、沖縄の基地問題を総選挙中の公約のとおり解決できなかったことにある。

今の総理大臣が、この基地問題で立派に補佐役を務めその職責を全うしたとはついぞ聞かない話だ。

むしろ、彼の担当であった内閣戦略室を予算編成の中枢として機能させ、戦略局に格上げする仕事をさえやりきれなかった無能の人の印象が強い。

その彼が、前任者がやめるのを待ってましたとばかりに、ちゃっかり後がまに座るのは、いかにも不誠実である。はっきり言えば、ずるい人間だ。

自分の職責を果たせないような無能で、しかもずるい人物が、どんな美辞麗句を連ねようとも信用されないのは天地自然の理だ。

菅直人氏はその地位にとどまるべきではない。彼は、総理大臣としての能力がどうのこうのよりも以前に、人間としての資質においてその地位にある資格がない。