巨悪はマスコミ

例の検察審査会の話題。

マスコミは、「健全な市民感覚」で「巨悪にメス」とはしゃいでいるのでしょう。

これは、逆さまです。

巨悪はマスコミです。検察のデマ情報を垂れ流し、国民の一部を洗脳した罪は、巨大です。

「嘘も百回繰り返せば真実になる」とナチスドイツのゲッベルスは言いました。「理屈は後から貨車いっぱいついてくる」とソ連のスターリンは言いました。

わが日本のマスコミの狂態を、お二人なら、自分の正統なる後継者としてお喜びになることでしょう。

このブログをお読みになる方にお願いです。どうか、マスコミの言うことを鵜呑みになさらないでください。

民主党代表選で、あれほどまでにマスコミが「政治とカネ」「小沢は悪」とキャンペーンを張りながらも、なお、民主党国会議員411人中の200人、地方議員2382人中の927人、党員・サポーターの投票総数約23万人中の9万人が小沢氏を支持したのです。

この人たちが、小沢氏の魔術に洗脳されて投票したのでしょうか。

いやそうではないですよね。ちょっと立ち止まって考えてみましょう。マスコミのようにそれこそマス(大量)な伝達手段をもたない小沢さんですよ。多勢に無勢、そんなことできるわけがありません。

そうではなく、代表選中に示された、あるいは代表選以前からあった、小沢氏の人間として政治家としての器量、識見、そして指導力をこの方たちが認めたからこその支持だったのです。

もういちど繰り返します。

現下のわが国で政治家としてナンバーワンの力量をもつ小沢氏を、まったく根拠のない「政治とカネ」キャンペーンで吠えかかったマスコミの罪は巨大です。

巨悪はマスコミであって、小沢氏ではありません。

はなはだ言いにくいことながら

はなはだ言いにくいことながら、マスコミに騙される国民も国民だ。

街頭インタビューと称して紹介される一部の国民の発言。

やらせではないようだが、マスコミの発することばをそのままおうむ返ししている。やまびこ。こだま。

自ら判断して自分のことばで語ろうとしているようには思えない。

同胞諸氏を悪く言いたくはないが、やむをえない。

自分の頭で考え、自分のことばで語ろうとしない国民にはそれなりの政治しか与えられない。

検察審査会とやら。市民の目線とやら。健全な市民感覚とやら。

市民、て何ですか。

「皷腹撃壌」

「お日様が昇れば起きて田畑を耕し、夕暮れになれば帰って寝る、政治がどうのこうのなんか関係ない、お腹がいっぱいで楽しく遊べれば、それで満足さ。」

中国の古典が伝える、理想の政治がもたらす理想の世の中の住人の姿です。

そう「鼓腹撃壌」です。ほかに何の心配もなければ、腹つづみをう打って足を踏みならしながら踊る毎日、それができればそれ以上なにを求めようか、というわけです。

反対に、心配ごとがあれば、「鼓腹撃壌」なんかできはしません。庶民に、今日という日を無事送れるのか、明日はどうなるのか、心配させるような政治しかできない為政者は失格だということです。

しからば、現下のわが国ではどうでしょうか。

現政権は、南西の海上に現れた異国の漁船一つもあしらえないどころか、その始末に失態を重ね、天下に醜態をさらす有様。これでは、われら庶民は「鼓腹撃壌」どころか、おちおち寝てもいられません。まさに為政者失格です。

またまた、中国人の発想を借りれば、このような失格の為政者が出たら、天が命を革めて、別の人物を為政者に据え、新たに天下をゆだねることになります。(易姓革命)

それが道理というもの。多少なりとも理屈がわかるのであれば、為政者として今回のようなとんでもない失態を演じたら、出処進退をどうするかは他から言われなくてもわかるはずです。

で、あの人はと見れば、まあ、そこのところは、ご本人が重々承知しておられると思いますよ。なにしろ、これまでの野党時代、さんざんに相手方の出処進退をあげつらってきたお方なのですから。まるで出処進退の専門家。まさかこんなことをしておいてそのまま「続投」とは、夢ゆめ考えちゃおられないでしょう。

ねえ、伸子さん、あなたもそう思うでしょ? あなたのご亭主は、もう、賞味期限切れですよ。早く、棚から撤去しなくちゃ。