縁なき衆生は度し難し

今朝、何の気なしに民放TV(フジだったか)を見たら、当選した名古屋の河村市長が、これまた愛知県知事に当選した大村氏とともに出演し、吠えていた。途中から見て、すぐにスイッチを切ったので、前後の脈絡は一切分からない。

耳に飛び込んできたのは、司会?だかの、50歳前後に見える小作りで眼鏡の男性の「小沢はもう終わった人…」という発言。

終わった?

ホー、終わった、ですか。なにを根拠に、そうおっしゃる、小作りで眼鏡の男性よ。と、問いかけても、返事ができないでしょうな。だって、確たる根拠はないのだろうから。

強いて言えば、この発言の根にあるのは、小沢さんに終わってほしいという願望だな。それがポロリと出てしまったという塩梅なのだろう。

これは、多分、この小作りで眼鏡の男性だけのことではなく、既成マスコミの反小沢連に共通の願望なのだろう。

恐らく、この人たちは、小沢さんの主張を聞くこともなく、また、「政治とカネ」という呪文の正体をきちんと調べることもなく、周囲に流されて、何となく、小沢は悪い奴だ、と思い込んでいるだけなのだろう。

つまり、彼ら既成マスコミの反小沢論は、その根底に無知がある。

知ろうとすれば知ることができるにもかかわらず、無知のままに他者をおとしめる言動をなすは悪である。

縁なき衆生は度し難し、と言う。

まことに、彼ら反小沢を唱える既成マスコミは縁なき衆生、すなわち、無知から脱する機縁をもたない人々であり、だから度し難い、すなわち、救い難い。