「小沢一郎氏が不穏な動き」と報道するマスコミの罪業

たまたま、テレビを見ていたら、ニュースと称する番組で「小沢一郎氏が不穏な動き」と題して、小沢氏が支持者の集会にビデオメッセージを送ったこと報じていた。

「不穏な動き」?

これじゃあ、まるで小沢氏が銀行強盗でもたくらんでいるような印象になるじゃないか。

このテレビ局のニュースと称する番組の制作に関わる連中は、この言葉の意味が本当に分かってやっているのかね。分かってやっているのなら大したものだが、まあ、この連中にそんな知恵はないだろうから、言葉のちゃんとした意味を分からずに、「小沢は悪い奴だからなんとなく悪そうな印象の言葉を使ってやろう」くらいのところなのだろうよ。

でも、彼らの無知というか浅知恵というかはともかく、結果として、このニュースと称する番組を見た大衆は「小沢は銀行強盗か何か、よほど悪いことをたくらんでいるのではないか」と思い込むことになる。

というわけで、またしても、このテレビ局など、バカの一つ覚えのように「小沢は悪い」を連呼するマスコミは、罪作りの悪行を重ねた。

「バカは死んでも治らない」というが、日本のマスコミのバカさ加減は「死んでも治らない」どころか未来永劫ものだ。