彼岸花と金木犀

ヒガンバナとキンモクセイ、いずれも、独特な花色と香りでブログ主にとっては、あ、秋がきたな、ということを実感させてくれる植物です。

今年も、色と香りを楽しませてもらいました。

この秋は、例年より開花が遅かったですね。両方とも、9月の下旬、彼岸の頃に盛りを迎えるものですが、関東南部在住のブログ主の近辺では、彼岸花は10月に入っても咲いており、金木犀は10月に入ってから咲出しました。やはり9月中旬まで続いた猛暑が植物の開花時計を狂わせたのかもしれません。

ところで、Wikipedia によると、二つとも中国が出自とのこと。彼岸花は、稲作伝来時に土中に混入した球根が広まったとも、その有毒性に着目してモグラやネズミよけに持ち込まれたとも言われているそうです。歴史が古い。

一方、金木犀は江戸時代の伝来だそうで、意外と歴史が浅いんですね。

いずれにしても、日本の秋の原風景かとも思える植物が、実は中国から渡来していたというのは興味深いことです。