政治倫理審査会を道具に自分の無能を隠蔽する菅直人

菅直人の総理大臣としての無能は天下周知のことである。えっ、ご存じない? ひょっとしてあなたは浦島太郎?

というのは冗談として、菅直人は、無能もさることながら人間として、してはいけないことをする卑劣漢であることが、今回の政倫審騒ぎでいよいよ明らかになった。

この騒ぎは要するにこういうことだ。

先の国会で、自分を担いでくれている官房長官の仙谷某が参議院で問責決議を受け、野党がこの仙谷某を罷免しないと年明けの通常国会で審議拒否すると脅している状況の中で、来年度予算が国会を通過しないと(予算が通過しても関連法案が成立しないと)、内閣が立ち往生する。

内閣が立ち往生するということは、自分が総理大臣を続けられなくなることを意味し、一日でも長く首相のイスにしがみついていたい菅直人としては、何を犠牲にしてでも阻止したい状況だ。

そこで、無能かつ卑劣な菅直人が、恐らく仙谷某あたりから入れ知恵されて思いついたのが、総理大臣にならせてもらった大恩人の小沢氏を、あのマスコミのバカの一つ覚え「政治とカネ」で引っかけて政倫審騒動を演出し、野党に媚びを売るとともに、マスコミに餌を投げて騒がせることで国民の注意を引きつけ自分の無能さを覆い隠そうという茶番劇なのだ。

大恩人を、特捜検察とこれに付和雷同したマスコミが共同してでっち上げた「政治とカネ」なるデマで貶めようとする菅直人。

案の定、マスコミは投げられた餌に飛びつき、「ニュース」は政倫審ばかりという有様だ。

例のごとく、マスコミは、小沢氏が、菅からの政倫審出席要請を断ったことで大騒ぎです。本当にバカ丸だしで、困ったものです。こんな報道で、皆さんから購読料や受信料、広告料金としてお金を巻き上げている。これは詐欺泥棒の類です。こんな犯罪的なことをしていると罰が当たるよ。

あとは、国民。

さてどうでしょうか。マスコミが共演する、菅直人の拙劣きわまりない茶番劇の演出に、ころりと騙されるのでしょうか。それとも、茶番劇を茶番劇としてちゃんと見抜くのでしょうか。

人間の道を踏み外した菅直人と民主党執行部

世に恩知らずというものがある。

菅直人、仙谷某、岡田某など反小沢派の面々はまさにこれである。

万年野党のお子さま民主党が、3年前の参議院選挙、昨年の衆議院選挙で勝利し、政権に就けたのは誰のおかげか。

小沢一郎氏に決まっている。

それをあろうことか、「政治とカネ」というマスコミのバカの一つ覚えをオウム返しにして、小沢氏を追い落とそうとする。

これを恩知らずと言わずしてなんと言う。

リーダーが集団をまとめることに特段の秘訣はない。人間として踏むべき道を踏み、行うべきを行えば自ずと人はついてくる。

一国規模の集団であろうと、数人のグループであろうと本質は変わらない。

しかるに、菅直人以下の連中はなんとしたことか。小沢氏に対する忘恩の振る舞い、硫黄島の戦死者を政権延命の具にする冒涜、やることなすことすべて人の道に反することではないか。

これでは、わが日本国のリーダーなど勤まるはずがない。それどころか、こんな人の道に反することを続けていると、お天道様の罰が当たるよ。

「副」ということの意味

今の総理大臣は、たしか、前の内閣では副総理という肩書きが付いていた。

「副」という肩書きは、ブログ主の理解では、トップあるいはナンバーワンに次ぐ地位にある人物に与えられるもので、その役割は、ナンバーワンの補佐役か、トップに事故ある時に代理を務めることだと思う。

しからば今の総理大臣は、副総理であったとき、彼はその役割を果たしたのだろうか。

前の総理大臣がやめた理由の一つは、沖縄の基地問題を総選挙中の公約のとおり解決できなかったことにある。

今の総理大臣が、この基地問題で立派に補佐役を務めその職責を全うしたとはついぞ聞かない話だ。

むしろ、彼の担当であった内閣戦略室を予算編成の中枢として機能させ、戦略局に格上げする仕事をさえやりきれなかった無能の人の印象が強い。

その彼が、前任者がやめるのを待ってましたとばかりに、ちゃっかり後がまに座るのは、いかにも不誠実である。はっきり言えば、ずるい人間だ。

自分の職責を果たせないような無能で、しかもずるい人物が、どんな美辞麗句を連ねようとも信用されないのは天地自然の理だ。

菅直人氏はその地位にとどまるべきではない。彼は、総理大臣としての能力がどうのこうのよりも以前に、人間としての資質においてその地位にある資格がない。

菅伸子氏の演じた茶番

先の、民主党代表選最中のこと.

菅直人氏の配偶者である菅伸子氏は、「首相になって、まだ、たったの3ヶ月ですよ。もう少しやらせてくださいよ。駄目だったら、私が辞めさせますから。」と言いながら、永田町の議員会館を回り、支持を訴えたそうな。

こういうのを茶番といいます。

一国の最高責任者の進退を、その配偶者が決める?

あり得ないことです。

この話、夫と妻を入れ替えると滑稽さがよくわかります。

例えば、イギリスのサッチャー氏とその配偶者。

夫のデニス氏が、保守党党首選で、「うちのマーガレットが不始末をしたら私が辞めさせる。」と言ったらどうなるか。

かの国では、後の世まで末永く語り継がれる笑い話となることは間違いないです。

現下のわが国の最高責任者は、こうした茶番劇のあげくにその地位を得たわけです。

しかも、いと見識高き、わが大新聞の論説者並びにTVコメンテーターがこれを問題にしない。

困ったものです。