新聞・TVは、ジャーナリズムの一員ということになっていたのだが、このたびの、小沢さんをめぐる報道で、それが真っ赤な嘘であることが天下周知の事実となった。
検察審査会の議決による起訴は、どこをどうひっくり返しても無罪になるだろう。ほんの少しの知性と勤勉さをもって、関連資料にあたり事柄を整理すれば、小沢さんの「疑惑」なるものが根拠のない濡れ衣であることは一目瞭然だ。
まともな裁判官なら、裁判にならないとして公訴棄却を言い渡すはずだ。もちろん、「鳥なき里のコウモリ」のようなこの国では、裁判官が、霞ヶ関高級官僚軍団の一員として、あろうことか有罪判決を出す可能性も100%ないとは言い切れないが。
それをどうだ。各種の政治ブログサイトの伝えるところによると、新聞・TVは、小沢はけしからん一色で染まっているという。
彼らは、怠惰にも、ほんの少しの事実関係すらも自ら調べようとせず、検察や高級官僚の言うがままに、デマを垂れ流しているのだ。
この連中は、自分たちが何をしているのか分かっているのか。彼らのこの有様は、先の戦争末期、敗戦が確定的になっていたにもかかわらず、日本軍の大勝利、大戦果を歌い上げていたときと、寸分違わない。ほとんど、狂気である。
西ドイツ時代の連邦大統領、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーは、連邦議会の演説で、「過去に目を閉ざすものは、未来に対してもやはり盲目となる」と述べたが、報道機関としての過去の罪から学ばない日本の新聞・TVは、未来どころか、この現在の、この瞬間についても、何も見えず聞こえないままであろう。
わが日本では、狂人が、ジャーナリストと称して、白昼堂々、公道を闊歩している。
貴見のとおりです。我が国の報道機関は、権力機関を批判する能力は全くなく、単なる国の宣伝機関に過ぎない有害無益な馬鹿垂れ集団です。また、このような第4の権力のプロパガンダをうのみにする国民も馬鹿です。
コメントありがとうございました。報道機関ばかりでなく、記事中にも書きましたとおり、裁判官の裁判能力にも疑問符がつく現状には暗澹とするばかりです。