東日本中部日本北海道大震災その4

14日月曜日、大震災から4日目。

早朝自宅近くのガソリンスタンドは、在庫切れで休業。

昨夜、近隣のスーパーでは、米、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、缶詰類、インスタントラーメン、カップ麺、ペットボトル入りの水が棚からなくなっていた。

JRは都区内以外の電車はほぼ運休、私鉄は一部運休や間引き運転。都立高校などで休校も多数。

午前中、福島原発で別の原子炉を覆う建物が水素爆発で吹き飛ぶ。爆発直後、官房長官が記者会見、直接原発所長に電話で聞いたら、所長が大丈夫と思っているという返事だから大丈夫、という発言。こういうのがもっともイケナイ。東電のことなのだから、まずは東電に任せる。現場も、あっちこっちから問い合わせが来たら混乱する。現場には目前で起こっていることの対応専念させる。それが原則。こんなことも分からない、民主党菅直人一派のお粗末。

東北の太平洋岸に3メートルの津波が来るとの報道、後に誤報と判明。

諸外国のメディアが、これほどの災害にも関わらず、国民が冷静であり、暴動・略奪が起きない、「世界で失われつつある「人間の連帯」が健在」(タス通信東京電)などと報道。ありがたいが、少々こそばゆい。

東電の計画停電、結局実施せず、昼間、停電はなかった。混乱。こんなことを許した菅直人の責任は重大。計画停電などと言ってきたら、電気事業者が地域独占を許された公共事業者であることを念頭に、最後の最後まで、電気の安定供給を命じなければならない。キツネ顔の女性大臣に節電担当大臣を命じる暇があったら、やることが他にいくらでもあるだろう。どこまで無能なのだ、菅直人は。大震災は天災だが、4日目以降の滞りはすべて人災だ。

名古屋市議選で、地域政党・減税日本が、75議席中、28議席で第1党。

大阪地検特捜部の、例の前田元検事の初公判。前田元検事はフロッピーディスクの改ざんを認めた。弁護人が、事件の背景として、厚労省の局長をやっつけろというイケイケドンドンの上司の威圧を感じたことがあったと述べたという。特捜検察の悪しき体質。それを批判することなく垂れ流すだけの新聞・TV。

夕方、官房長官が、午前中の福島原発の爆発でけが人が出たことについて発言。その中で、まず最初に、自衛隊員4名が軽傷であり隊に戻ったことを敬語表現で伝え、次に東電関係者について触れた。一人は重症だというのに。順序が逆だろう。自衛隊員は、官房長官の身内、または部下だろう。まず、民間人、次に公務員について触れるのが順序だ。そんなことも分からないのか。

さらにバカの上塗り。菅直人が、避難所にいる人々を視察したいと言いだし、現地と調整したが断られたことを敬語表現で発表していた。まだ、この期に及んで菅直人はパフォーマンスをしようというのか。バカもここに極まれりだ。それを、間抜けな官房長官が敬語で表現するバカの上塗り。「総理が避難所の皆さんのご苦労をご覧になりたい…」

こんな連中が、この未曾有の大震災で国家経営の責任者だったことは日本にとっての不幸である。

防衛大臣の北沢が、被災地にアメリカ軍の司令官を伴って訪れた。北沢はどこの国の防衛大臣なのだ。自衛隊というものはアメリカ軍の司令官に一緒に行動してもらわないと何もできないのか。国辱的振る舞い。

東日本中部日本北海道大震災その3

13日日曜日、3日目。

TVは、福島原発ばかりを騒いでいる。

原発1機を覆う建物が、内部にたまった水素ガス爆発で吹き飛ぶ。

また、菅直人が出てきた。なにを言いたいのか、さっぱり分からない。とっちゃん坊やのような顔をした官房長官も出てきて頻りに何やら説明するが、専門用語をそのまま垂れ流すからわかりにくい。本人もなんだか分かっていないのだろう。原発から半径20キロ圏内の住民に避難指示が出た。官房長官は、放射能は大丈夫だが、万一に備えてだという。万一? 万に一つはあるということだ。

原発は万一の事故にも対応できるように安全対策が備わっているのだから安心と政府、電力事業者は言ってきたと思うが。

死者は数百人と報じているが、行方不明者が1万人とも。

夜に入って、東電が明日から計画停電をするという。電車が止まる。職場に人が集まらない。工場が動かない。生産、物流が滞る。医療が危機的になる。

被害集中地に円滑な支援をするためにも、被害が比較的少ないところの活動は確保しなければならないのだが、政府、東電はどこまでそのことを視野に入れているのだ。

蓮舫が、節電啓発担当大臣になり、辻元清美がボランティア担当首相補佐官になったという。うん? 人気取り?こんなときに? 菅直人はどこまでバカなんだ。救い様がない。

中国から救援隊が到着した。感謝。空港で、整列した救援隊に向けて外務省?の係員が深々と頭を下げるセレモニー。こんなのいらない、セットしたのは外務省? センスを疑う。

東日本中部日本北海道大震災その2

大震災から一夜明けた12日土曜日。

早朝、TVが菅直人の記者会見を映した。東電の福島原発にこれから視察に出かける、行ってきます、という短いもの。うん?、これが記者会見? 総指揮官が本部を留守にする? まだ、混乱を極めている現場に、お偉いさんが視察に来る? これが、一番イケナイ。菅直人は何を考えているのだ。自分の首相としての延命だけか。

テレビ画面に映し出される、津波の破壊力。言葉が出ない。

夕方、所用あり、車で町を走る。ガソリンスタンドはどこも、給油待ちの車で列ができている。

夜、菅直人の記者会見。こころに響かない。うつろな言葉。「オバマ大統領を始め、世界各国から支援の申し出がある」と。なぜ、アメリカだけ名前を挙げる? こういう場合、名前は挙げない、挙げるときはアルファベット順だろう。それが礼儀というものだ。どこまで、アメリカの番犬なのだ、菅直人は。

フジテレビは、アメリカの空母が日本に来る来ると大騒ぎだ。そんなにアメリカにすがりたいのか。

外国の救援隊の一番乗りは、韓国だった。感謝。

東日本中部日本北海道大震災その1

今回の大震災で、亡くなった方に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

東日本全域と中部日本及び北海道に被災地域が広がっているので、当ブログでは上記のように表記する。

この大震災で、気付いたこと、感じたこと、思ったことを備忘的に記録しておく。

大震災当日のそのとき、東京の西部にある木造2階建て自宅の1階にいた。初めの数秒間、カタカタと建具が揺れる程度。すぐに納まるだろうと思っていたが、だんだん強くなってくる。数秒後、強い横揺れが来た。生まれて初めて経験する揺れ。ただ、立っていられない程ではない。隣の部屋に高さ1.2メートルの細長いスピーカーがあるので、倒れないように押さえておこうと思い、移動。揺れが続いている間、1分程、1〜2センチ左右に揺れていたが倒れることはなかった。

揺れが納まってから、TVをつけた。東北の太平洋岸に大津波警報が出たとアナウンサーが上ずった声でさけんでいる。大津波警報?こりゃ初めてだ。大事になりそうな予感。家人はみな出かけているが、半径10キロ以内にいる。メールするも反応なし、携帯電話はかからない。それぞれ、自分の身は自分で守れるだろうと楽観。30分くらい経って、都心で働いている娘から安否確認の電話。固定電話。職場からかけていると言う。

夕方までに、家人は帰宅。自動車運転中で、最初の揺れには気付かなかったが、近接して起きた2回目の揺れは、停車中で、車体が揺れるのを感じたという。

夜8時ごろ、娘から、電車が止まっているので職場に泊まるとメールあり。この時間頃からメールが届くようになる。

この時間、自宅近くの街道が、都心に向かう車で渋滞。電車が止まっているので、迎えに向かおうとしている。

総理大臣の任命責任

外務大臣の前原某が辞任した。昨日の参議院予算委員会で、野党が、前原某を外務大臣の地位に付けた菅直人総理大臣の任命責任を追求した。

外務大臣を任命した責任?

それを言うなら、こんな菅直人を総理大臣に任命した責任だろう。

では、誰が菅直人を総理大臣に任命したのだ。

それは決まっている。昨年9月の民主党代表選で、菅直人に投票した民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーターである。

これまでも繰り返し述べてきたが、代表選当時の公開討論や記者会見における小沢さんの政見や抱負と、菅直人のそれとを比べれば、一目瞭然、どちらが総理大臣にふさわしいかは火をみるより明らかだった。

それなのに、菅直人に投票した民主党の国会議員などの暗愚。さらには、彼らが菅直人に投票するようにそそのかした、「政治とカネ」のデマ宣伝の新聞・TV。

これらの連中の責任は山よりも大きく海よりも深い。

[蛇足]

菅直人を総理大臣に任命したのは形式的には天皇だが、実質的に任命したのは国会で、とりわけこれについて優越的権限をもつ衆議院だ。だから、衆議院議席の過半数以上を持っている民主党の代表を決める選挙が実質的な総理大臣決定選挙だった。

経済団体の幹部は何時からそんなに偉くなったのだ

日本経団連や経済同友会の幹部が、国家予算の成立を妨げる議員は給料泥棒だとか、予算の成立に反対するのは無責任だとか、しきりに発言して、政治にくちばしを入れている。

この連中は、何時からそんなに偉くなったのだ。

全国的な経済団体の幹部といったって、しょせんは、企業家の集団に過ぎない。彼らの最大の関心は、自分たちの企業や業界の個別的かつ局所的な利害にあり、それ以上でもそれ以下でもない。

しかるに、国家予算の関わるところは、国民全体の福利であり、天下国家の行く末である。一企業家やその集団の利害関心を遙かに越えている。

主権者である国民は、その遙かに大きな問題の解決を、自らが選んだ国会議員に付託したのだ。来年度予算をどうするかは、国民の代表である議員に委ねられているわけで、早期成立を図るもよし、異議ありとして精査した結果、成立が遅れるもよし、である。遅速いずれにしても、国家予算は政治課題の中の政治課題であり、政治そのものである。

政治つまりは予算が、良いものなのか悪いものなのかは、国民が選挙において判断する。これが民主政治というものだ。

それを、経済団体の幹部が、上から目線で偉そうに説教を垂れる。いったい、何様のつもりか。企業家は、自分たちの商売に専心しておればよいのであって、そんな無駄口をたたく暇があったら、良い商品を少しでも安く供給できる努力をすべきである。それが彼らに天から与えられた役割なのだ。分をわきまえよ。

また、議員諸公は、このような分をわきまえない連中の不遜きわまりない発言には、大いに怒らなければならない。献金を受けているスポンサーだから、何にも言えないなんぞとは口が裂けても言ってはいけない。

別会派を作った民主党16議員への処分

今日、民主党役員会が、衆議院本会議での予算採決に際して欠席した16議員を処分することを決めた。代表の一人を6ヶ月の党員資格停止、他の15人は厳重注意だという。

これは、菅直人執行部の全面敗北だ。予算採決に欠席、しかも、菅直人一派のマニフェスト違反の予算だからこういう対応もあり得るとの事前通告ありの欠席だ。菅直人執行部としては、衆目の前で、顔に泥を塗られたも同様のことで、本来であれば、除名処分をしなければならないケースだろう。

それなのに、この程度の処分しかできないとは、すでに、菅直人執行部が、執行部としての態をなしていないことを、自ら認めたに等しい。

ところが、日本の新聞・TV。例によって例のごとく、この程度の処分では甘いとかなんとかと、菅直人執行部の尻たたき。死に体の菅直人執行部の尻を叩いたってどうにもなるものではないのに、何を考えているのか、この間抜けな連中は。状況がちゃんと見えているのか。いやいや、このあきれた報道ぶりを見ていると、彼らは、もはや、目も見えず耳も聞こえないのだろう。

イヤー、怖いったらありゃあしない。わが日本国では、目が見えず耳が聞こえない連中が、社会の目となり耳となるはずのジャーナリズムをかたって、ニュースと称する嘘八百を時々刻々垂れ流しているのだから。