小沢氏の戦い

今日、例の検察審査会起訴による小沢氏の裁判があった。

その場で、小沢氏が述べたことは、以下のようなことだ。

特捜検察に象徴される高級官僚集団という巨悪の手にこの国を委ねるのか、それとも、国民の手に主権を取り戻すのか。前者の道をたどるのならこの国に未来はない。こんな裁判が、国家権力の名の下に白昼堂々おこなわれるということは、まさにこの国が破滅に向かう兆しだ。この国が未来を持つためには、特捜検察や検察の言うがままにメチャクチャな判決を書く裁判官による裁判とは全力で戦わなければならない。

ブログ主は、小沢氏の主張に100パーセント同意し、巨悪と敢然と戦う小沢氏に敬意を表する。

当ブログも、小沢氏の驥尾に付して、国民の手に主権を取り戻すために、法治国家の名に隠れて権力を濫用する検察官や裁判官とは、言論をもって戦う覚悟だ。

カレル・ヴァン・ウォルフレン「誰が小沢一郎を殺すのか?」あるいは間抜けな日本のジャーナリストについて

「誰が小沢一郎を殺すのか?」は、オランダ人のジャーナリストで、長く日本に滞在した経験を持ち、日本の政治と社会についての鋭い分析で知られるウォルフレン氏の近著。

小沢一郎氏が、わが国の政治の真の改革に必要不可欠な存在でありながら、検察と大手マスコミによる「政治とカネ」のネガティブキャンペーン攻撃を受け続けるのはなぜかについて、氏のこれまでの分析をふまえてすこぶる説得力のある議論を展開している。

詳細については、この書をお読みいただくとして、ウォルフレン氏の主張の核心は、ブログ主の見るところでは、次のようなことである。

わが国の政治(のみならず経済も、社会のあり方も)の根本問題は、日本国が、独立主権国家ではなく、アメリカ合衆国の保護国ないし従属国の地位に甘んじていることにあり、小沢氏はこの状態を変革し、日本を真の独立国家としようと奮闘している。小沢氏に対する「人物破壊 character assassination 」というべきネガティブキャンペーンは、日本がアメリカの保護国ないし従属国状態にとどまっていることから利益を受けている日米両国の支配層が、小沢氏による変革を脅威ととらえ、これをつぶすために仕掛けたものである。日本国民が、日本が真の独立国家となることを願うならば、小沢氏がネガティブキャンペーンによって抹殺されようとしているのを座視してはならない。

以上がウォルフレン氏の主張の核心だと思うが、同感である。ブログ主が、このブログを始めたのも、2年前の総選挙直前の特捜検察と大手マスコミによる一連の反小沢キャンペーンがあまりにも異様であり、日本の民主主義を案ずる国民の一人として、まさに座視することはできないと考えたからであった。

しかしながら、菅直人及びその一派の「小沢はずし」、いやむしろ「小沢抹殺」の動きを見ていると、民主党内においてさえ、小沢氏に対するネガティブキャンペーンに荷担する勢力がはびこっている始末であり、残念ながら、日本属国化・従属化推進勢力が、今なお猖獗を極めているのがこの国の現状であると断じざるを得ない。

だが、どんな状況も、永遠不変でありうるはずはない。かのアメリカ合衆国の覇権にしても今や並ぶもののない絶頂にあるように見えるが、絶頂にあるということは、言い換えれば次の瞬間には衰亡に向かうということだ。世界最強の軍事力を誇る国の大統領が、たった一人のテロリストを、他国に特殊部隊を派遣してまで暗殺するという常軌を逸した行動に出る有様は、かの国が衰退に向かいつつある証でもある。

さて、ウォルフレン氏の著書に戻るが、いかに日本滞在が長いジャーナリストとはいえ、外国人がこれほどまでに日本の政治や社会を鋭く分析しているのに、日本で生まれ育ちながら、バカの一つ覚えの「政治とカネ」報道に明け暮れる間抜けな日本のジャーナリストって、いったい何なんでしょうね。それに、そのバカの一つ覚えにころりとだまされる少なからぬわが同胞も。

 

 

小沢氏の勝利

いやー、今日は面白いものを見せてもらった。久しぶりに政治の醍醐味を味わった気分だ。

小沢氏の、名人芸とも思われる手法。菅直人のごときガキのような人物には手も足も出せまい。政治家として、というよりも、人間としての格が違いすぎる。

それにしても、小沢氏の力量は格別である。なにしろ内閣総理大臣に辞意を表明させるのだから。玄人の政治家ならこのことを十分に理解しただろうし、「政策」「政策」とバカの一つ覚えのように叫び回るお子ちゃま代議士たちも、少しは理解できただろう。

さあ、政治がますます面白くなってきたぞ。

東日本中部日本北海道大震災・番外—この期に及んでもまだ私利私欲に走る菅直人一派

自民党の谷垣総裁を閣内に取り込もうとした、菅・仙谷一派の目論見は、案の定、外れた。

そりゃそうだ。菅・仙谷一派の狙いは、未曾有の災害を乗り越えるための真の挙国一致ではなく、自己の保身と政権の延命にあるからだ。そんなことに手は貸せないというのが野党の正直な気持ちだろう。

野党に協力を求める前に、することがあるだろう、菅に、仙谷よ。

なぜ、小沢氏に政権を譲らないのか。百歩譲って、政権を渡さなくとも、礼を尽くして知恵を借り、力を借りる姿勢を示さないのか。儀礼的形式的に会談して済ませるのではなく。

小沢派を排除したまま、民主党の挙党一致もできないで、何が挙国一致か。

すべて、見透かされているぞ。

やはり、菅の背後にいる仙谷は、左翼かぶれの学生運動時代に染み付いたと思われる、猫の額ほどに狭い了見の党派的な敵味方観念でしか動いていない、とてもとても日本全体のことなど考えられない人物なのだと断定しなければならない。そんな人物に頼る菅直人。

いやはや、最大不幸社会も極まれりだ。

東日本中部日本北海道大震災その9

19日土曜日、大震災から9日目。

昨夜、東電の社長が談話を発表。「わが国が経験したことのない大規模地震に伴う津波といった自然の脅威によるものとはいえ」痛恨の極みだそうだ。逃げるのか。卑怯者。東電の社長といえば、当然、偏差値学力があり、東大法学部などを卒業しているのだろうが、この時期にこんな談話を出す神経。偏差値学力と、人間としての実力は同じではないということの生きた証。

菅直人が、自民党の谷垣総裁に、原発問題担当相としての入閣を要請したが、「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否されたと、読売がネットで報道。事実なら、菅直人という男はほんとうに救い様がない。火中の栗を野党党首に握らせ、潰そうとは。こんな時まで、自分の保身が大切なのか。こんな男を応援した朝日新聞はどう責任を取るのだ。

今日、小沢さん、鳩山前首相、前原を官邸に呼んで、菅が話を聞くという。話を聞いてどうする。あの菅では、話を聞いてもどうしようもないと思うが。ところで、暴力団関係企業から献金を受けていた前原は、神戸の時に山口組がしたように、暴力団に救援活動させろとでもいうのか。

内戦状態が続いているリビア情勢に新しい動き、カダフィ政権に対し、アメリカのオバマ大統領が、「即時停戦と主要3都市からのリビア軍の撤退を要求。条件に「交渉の余地はない」と述べ、受け入れを拒否すれば、国際社会 と連携して国連安全保障理事会の決議に基づく「軍事行動に踏み切る」と警告した。」(19日付産経ニュース) いつの間にか、リビアにアメリカが軍事介入する勢い。これは内政干渉ではないのか。

夕方、官房長官が、茨城産のほうれん草と福島産の牛乳から食品衛生法の暫定基準値を超える放射能を検出と発表。いよいよ。

菅が、電話で自民党の谷垣に副総理兼震災復興担当相での入閣を要請したが、谷垣は拒否したと、日経のweb刊が伝えた。

東日本中部日本北海道大震災その8

18日金曜日、大震災8日目。

1週間たった。

あらためて、命を落とされた方の無念を思い、被災された方々が、一刻も早く落ち着いた生活を取り戻されることを強く願う。

TVでは、福島原発の露出した使用済み核燃料プールへの注水を、東京消防庁や自衛隊の放水車で行うと報じている。昨日の自衛隊ヘリコプターによる散水も、今日の放水車も、何やら、先の戦争中、町内会で、空襲による火災に対し、バケツリレーで消火する訓練をしていた映像とだぶる。今は、チェルノブイリも超える最悪の事態にならないことを祈るしかない。

プロ野球、セリーグは25日開幕で早速ナイター、パリーグは4月12日開幕を決定。選手会が反対したにもかかわらずセリーグがこの決定したのは、あの老害の読売の渡辺が強硬に主張したからだという。官僚上がりの日本プロ野球機構のコミッショナーが、セリーグの決定通りの開幕は、監督官庁が認めた場合と条件付きで発表。そんなことも、自分の判断で決められないのか。こりゃだめだ。一部の新聞が、例の長島が、手書きの激励文を公表したと報道。いつまで長島なのだ。読売、日テレ、長島がいつまでものさばるようでは、プロ野球の将来は暗い。(夕方になって、文部科学大臣がセリーグのナイター開幕に難色。)

福島原発がいよいよ危機的になってきた。夕方、原子力保安院が、現状の評価をレベル4からレベル5に引き上げると発表。遅い。スリーマイルがレベル5、チェルノブイリがレベル7。ネットでは、TVが出演させない、ということは原発推進派ではない原子力問題の専門家が、早い段階で、スリーマイル以上と評価していた。

菅直人一派が、震災担当大臣を置くと言う名目で、閣僚の定員を3人程度増やすことを提案と報道。数を増やせばそれでいいという問題ではない。量もさることながら、問題は質だ。小沢さんが、政府全体を指導しなければ話にならない。

菅直人が、記者会見で、福島原発事故に対し「決死の覚悟で最大限の努力」と発言。言葉が軽い。この男が、このように言えば言う程、人は信用しなくなる。この男が最高責任者である「最大不幸社会」の無惨。

今次大震災の死者が6900人を超える。「阪神淡路」を超え、戦後最悪。

東日本中部日本北海道大震災・番外ー菅直人の火事場泥棒

17日、菅が仙谷を官房副長官にした。

こういうのを火事場泥棒という。

わが国では、一般民衆は、騒ぎに紛れて悪事を働くようなアコギなことはしない善良な人々がほとんどだが、民主党の菅直人および仙谷グループは、どさくさに紛れて悪事を働く悪人である。

民主党には小沢さんがいるではないか。

小沢さんほどではなくとも、与野党を問わず、政界には腕力、胆力、知力に優れた人物がいるではないか。例えば、危機管理に強い元警察官僚の亀井氏。

菅直人および仙谷一派は、大震災被災者の救援と復興という歴史的国民的課題を、自己一身の保身に使う。彼らは、日本という獅子に巣くう虫、獅子身中の虫である。

総理大臣の任命責任

外務大臣の前原某が辞任した。昨日の参議院予算委員会で、野党が、前原某を外務大臣の地位に付けた菅直人総理大臣の任命責任を追求した。

外務大臣を任命した責任?

それを言うなら、こんな菅直人を総理大臣に任命した責任だろう。

では、誰が菅直人を総理大臣に任命したのだ。

それは決まっている。昨年9月の民主党代表選で、菅直人に投票した民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーターである。

これまでも繰り返し述べてきたが、代表選当時の公開討論や記者会見における小沢さんの政見や抱負と、菅直人のそれとを比べれば、一目瞭然、どちらが総理大臣にふさわしいかは火をみるより明らかだった。

それなのに、菅直人に投票した民主党の国会議員などの暗愚。さらには、彼らが菅直人に投票するようにそそのかした、「政治とカネ」のデマ宣伝の新聞・TV。

これらの連中の責任は山よりも大きく海よりも深い。

[蛇足]

菅直人を総理大臣に任命したのは形式的には天皇だが、実質的に任命したのは国会で、とりわけこれについて優越的権限をもつ衆議院だ。だから、衆議院議席の過半数以上を持っている民主党の代表を決める選挙が実質的な総理大臣決定選挙だった。

小沢さんのどこから見て正当きわまりない主張

今日、小沢さんが、民主党の倫理委員会に出席し、検察審査会による起訴が、党の「倫理規範に反する行為」に該当するという菅直人執行部の無理無体な言いがかりに、正々堂々と反論した。

小沢さんの考えは、「倫理委員会の皆さんへ 私の主張」(後掲)に尽くされており、倫理委員会すなわち菅直人執行部は、小沢さんの主張に対し、自分たちがなぜいわれなき言いがかりをつけたのか、説明する責任がある。

しかし、案の定、菅直人執行部は説明をしないまま、小沢さんの処分を強行しようとしている。処分理由に対する反論に回答しないまま処分を強行することは、自分たちに理がないことが分かっているからだ。理がないままに、党の大恩人を処分するような菅直人執行部に、明日はない。

[小沢さんの民主党倫理委員会に対する主張全文 ]

「倫理委員会の皆さんへ 私の主張」

平成二十三年二月二十二日

衆議院議員 小沢一郎

党倫理委員会の皆様、このような機会をいただいたことに心から感謝申し上げます。

一昨年来、私の政治資金管理団体にかかわる件について、国民の皆様、同志の皆様にご心配をおかけしていることを、まずもってお詫び申し上げます。

さて二月十四日の民主党役員会、十五日の常任幹事会において、元秘書が逮捕・起訴された事実について、私に対し検察審査会により起訴手続きがなされたことは「倫理規範に反する行為」に該当すると判断したとのことですが、本日は倫理委員会の皆様に私の考えをお伝えし、また委員の皆さんのご所見を伺いたく参りました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

一. 検察審査会の起訴と、通常の検察による起訴との違いについて

役員会・常任幹事会は、私が、収支報告書の虚偽記載につき共謀したという容疑が真実であるか否かにかかわらず、単に起訴されたという事実をもって処分の根拠としていますが、今回の検察審査会による起訴を通常の起訴と同視することはできないと考えます。

一連の問題に関し、一年余にわたる東京地検特捜部の徹底した捜査により、多数の書類を押収され、秘書・元秘書は身柄を拘束された上で取り調べを受け、私自身も四回にわたって事情聴取に応じてきました。結果、私については不起訴処分、さらに、一回目の検察審査会の起訴相当議決後の再捜査でも再び不起訴処分となりました。検察審査会の議決にある通り、検察審査会制度は「国民の責任において、公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度である」とのことです。検察審査会の議決による起訴は、検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなく、法廷で「白黒」をつけるために行う、つまり迷ったから裁判の手続きに乗せようと、当の検察審査会自身が述べているわけです。

また今回、検察官役を担われる指定弁護士も、記者会見において「有罪だと確信したから起訴したのではない。議決があったから起訴した」「私たちの職務は必ずしも有罪だと確信したから起訴するのではなく、法令上、起訴しない条件がなかったから起訴した」と述べたと聞いており、今回の起訴の性格を指定弁護士自身の発言が物語っております。

この点について、倫理委員会の皆さんは、検察審査会による起訴手続きと、検察による通常の起訴の違いについて、どのようにお考えになっているのか、お伺いします。

二.検察審査会の起訴議決が有効であるか否かについて

役員会・常任幹事会は、今回の検察審査会の起訴議決に基づく起訴が有効であることを前提に処分の判断を行っていますが、そもそも検察審査会の起訴議決自体に手続違反があります。

東京第五検察審査会の二度目の議決には、不起訴になった事実以外も議決の対象となっております。つまり一回目の議決と二回目の議決の内容が異なっているのです。被擬事実でもないことについて審査の対象となるのであれば、いかなる無辜の民であっても審査の対象となり、いわれなき容疑によって強制的に起訴されることとなりかねません。公人中の公人であり公選による衆議院議員にとっては尚更であり、到底認められません。

私は、検察審査会の議決の有効性についても行政訴訟により争ってまいりました。この点につき、最高裁は、「刑事裁判の中で主張しうる」との判断を示しており、今後の刑事裁判の中で起訴議決の有効性自体についても争ってゆくこととなります。

さらに、起訴議決に至った最大の証拠である石川議員の供述調書についても、再捜査の取調べの際に担当検事の誘導等があったことを示す録音が存在しており、この供述調書の任意性、信用性が否定されれば公訴取消しも十分にあり得ます。

また検察審査会自体、議事録も公開されておらず、第一回目の議決の際と第二回目の議決の際の構成委員の平均年齢が、本来入れ替わっているはずであるにもかかわらず三十四・五五歳と同じであって、そもそも一千万都民の中から無作為抽出によって委員を選任した場合に、平均年齢が三十四・五五歳となる確率はほとんどゼロであることに加え、二度の審査委員会委員の平均年齢が同じとなることなど、偶然にしてもあり得るはずもないこと、審査補助員の弁護士に支払われた旅費の日付が、報道による審査補助員就任時期以前のものまで含まれており、ルールに則った審査が行われたかどうか疑わしいこと、議決前には担当検事による不起訴理由の説明が必要ですが、ほんとうに担当検事が議決前に検察審査会に出席したかどうか定かではないことなど、その経過も内容もまったく公開されておらず、全て秘密のベールにつつまれております。一千万都民のなかから無作為で選ばれたとされる十一人の検察審査会委員の素性はもちろん、審査の過程も明らかにされていないのであります。果たして検察審査会による議決が、「国民の責任」といえるだけの正当性を有しているのか、はなはだ疑問であります。

倫理委員会の皆様は、検察審査会の起訴議決の有効性について、どのように判断されているのか、お伺いします。

三.元秘書3名が逮捕・起訴されたことについて

役員会・常任幹事会は、元秘書三名が逮捕・起訴されたことを処分の理由としていますが、これまでは秘書がその容疑を認めた場合がほとんどであり、しかも秘書の逮捕・起訴を処分の理由にした例はないと記憶しております。

他方、私の元秘書三名は、一貫して無罪を主張して参りました。無罪を主張しているからこそ、他の秘書の件とは異なり、強制捜査の対象となり、現在は公判廷において無罪を争っているのであります。この中で先にも申し述べた通り、取調べの際に担当検事の誘導等があったことを示す録音が証拠として採用され、証拠をねつ造したとされる検事による調書の証拠採用が見送られるなど、裁判の今後の成り行きが注目される中、自らの罪を認めた秘書の事例と同列に私の問題を論ずることには違和感を憶えざるを得ません。

この点についての倫理委員会の皆さんのご所見をお伺いいたします。

四.衆議院政治倫理審査会への出席について

私は、昨年十二月末に政治倫理審査会への出席を言明いたしました。

私の弁護団は、刑事裁判中に政倫審に出席して自己に不利益な供述を求められることは、場合によっては裁判において不利益を被りかねず、憲法の人権保障の趣旨に反するとの意見でしたが、私は、国民生活に不可欠な予算の成立に必要であれば、党のために政治倫理審査会に出席すると申し上げたところであります。出席を拒否してはおりません。

政治倫理審査会が未だに開催されていないのは、国会運営上の都合によるものと思います。

倫理委員会の皆さんのご所見をうかがいます。

五.党員資格停止の不利益遡及について

私はもとより処分を受けるいわれはありませんが、今回の党員資格停止処分の期間について、「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」によれば、最長六ヶ月とされているものを、一般職公務員の起訴休職を類推して「判決確定までの間」とされている点についても、前例はなく理解に苦しむところであります。党において規約や指針があるにもかかわらず、定められた以上に不利益を適用することは、法治国家のあり方からしても、また民主主義の国の政党のあり方としても、著しく不穏当であります。これでは規則や指針を定めている意味がありません。

倫理委員会の皆さんはこの点についてもどのようにお考えか、お聞かせください。

以上申し述べて参りました通り、私に対して発議されている今回の処分はいずれも前例がなく、なぜ私だけがこのような処分を受けるのか、合理的な理由は見当たりません。

倫理委員会におかれましては、ただ今申し上げました私の主張について、書面によりご回答下さいますようお願い申し上げます。

今後私は、全国民に開かれた法廷の場において、これまで通り真実を述べて参ります。

そして、何よりも、従来から様々な機会で申し上げてきたとおり、何一つ私自身やましいことはありません。これからの裁判において、私が無実であることは自ずと明らかになります。

私は、この二十年間、一貫して政権交代の必要性を主張してまいりました。そして国民の皆様のお力で、ついに民主党政権が誕生しました。しかしながら、「国民の生活が第一。」の政治は未だ実現しておらず、何千万もの国民の皆様とのお約束を中途半端にすることはできません。

今後は、弘中惇一郎弁護士を始めとする弁護団とともに、一刻も早く無罪判決を獲得して参ります。そして、引き続き民主党の国会議員として、「国民の生活が第一。」の政治を実現すべく、私の座右の銘である「百術は一誠に如かず」の言葉の通り、誠心誠意取り組んで行く決意であります。

何卒倫理委員会の皆様のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

以上

この国の癌は新聞・TV

ようやく、菅直人の政治家としての命脈が尽きそうである。

あの、サバの腐ったような目つきの菅直人とそのバカ女房が、表舞台から消えてくれることは日本国民と日本国にとって慶賀の至りである。

しかし、昨年9月の代表選で、小沢さんという最良の選択肢がありながら、このような最低の人物に投票し代表に選んだ民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーターの責任は重大きわまりない。全員、頭を丸め、滝にでも打たれて、おのれの罪を悔いよ。

しかし、もっと罪が深いのは、「政治とカネ」のバカの一つ覚えを垂れ流し、国民を欺き続けているこの国の新聞・TVである。

本来、人々の曇りなき目となり耳とならなければならないマスメディアが、逆に、人々の目を塞ぎ耳を詰まらせ、小沢さんに関するありもしないデマ情報を刷り込む。

不正な報道を繰り返す新聞・TVは、人々が社会や政治に関して判断する際の材料に歪みを与えることにより、人々の正しい判断を妨げ、結果として、社会や国家のあり方を誤るものである。

このような新聞・TVは、いつの間にか体内に発生し、やがては本体を滅ぼす癌細胞のごときものだ。これを放置すれば、社会や国家が危うい。

不正な報道を繰り返す新聞・TVに対しての治療法は、見ない、読まない、聞かない、の「3ない」が一番効果的だ。

誰も見向きもしなくなれば、彼らも自分たちのしていることがいかに間違ったものであることに気付くことも、あるいはあるかもしれない。癌細胞が自ら萎縮していくことも可能性としてないことはない。

ブログ主は、わが国の新聞・TVが、社会や国家の健全な発展のために尽くすというジャーナリズム本来の役割に目覚め、本道に立ち返るべく、自ら、癌細胞を萎縮させる力を発揮することを願うものである。