アメリカの属国・日本の悲哀

あの菅直人の女房が、また、下品な顔をメディアにさらした。毎日新聞が、この女のインタビュー記事を、一面に載せたのだそうだ。

この夫婦は、亭主も亭主なら、女房も女房だね。稀に見る、品性劣悪、救い様がない連中だ。まあ、こんなのが、この難局に総理大臣をやっていられるのも、日本が一人前の独立国ではなく、かのアメリカの属国のようなものだからなのだろう。

つまり、国の最高責任者が、こんな救い様のないバカを女房にしており、それが出しゃばるのを止めようともしない無能かつ無責任であるにもかかわらず、国が滅びないということは、すでに国が滅びている、すなわちアメリカの属国状態になっているということにほかならないわけだ。

それと、毎日新聞というのも面白い新聞だな。ほんとうは朝日新聞のようになりたくてしょうがないコンプレックスがあるが、それをあからさまに出すのは悔しいから、論調の立ち居位置が定まらない。だから、時々、こんなグロテスクなインタビュー記事を一面に載せたりする。

ところで、仙谷某が、キングメーカー気取りでちょろちょろしているようだが、これも属国の悲哀を感じさせるな。こんなイカものが次の総理大臣選びを主導する?

こりゃあ、なんですな、「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」の世界ですな。

 

だから言わないことではない

こういう言い方は好きではないが、いたしかたない。

菅直人が、一国の最高責任者には不向きな男であることは、昨年9月の民主党代表選で明らかだった。

にもかかわらず、国民と国土を守るよりも、自己一身の利益を守ることを優先する新聞TV、それに踊らされた民主党の国会議員など、菅直人を民主党代表に押し上げ、日本国総理大臣にしてしまった愚か者たち。

ヘーゲルだったか、歴史は、高貴な人物が(高貴といっても生まれによるそれではないが)汚辱にまみれ、愚か者が大手をふるってはびこる悲劇というか喜劇というかに満ちていると述べていた。

大震災と大津波、原発事故という三重苦になす術もない菅直人。このどうしようもない無能な、しかも、我欲だけは3人前の人物が、この未曾有の難事に日本国家の最高責任者をやっている悲劇というか喜劇というか、それらのないまぜになったものに、はなはだ遺憾ながら、同時代の日本国民としてつきあわざるを得ない、これまた悲劇というか喜劇というか、なんというか……

だから言わないことではないのだが、しかし……

東日本中部日本北海道大震災その11

21日月曜日、大震災11日目。

昨日、東電は、東京都心3区(港区、中央区、千代田区)について、夏も計画停電を実施しない方針である ことを明らかにした。「中央官庁や中枢機関の事業所があり、電力を止めると国の機関を著しく損ねる」からという。ふつうの市民の暮らしはいくら損ねてもいいが国の機関は守るというわけか。差別だな。東電は、今日、福島原発を襲った津波の高さは少なくとも14メートルだったとみられることも明らかにしている。「想定外」だから自分たちには責任がないというのか。上に甘く、自分に甘い東電という会社。

菅直人が、福島、宮城の被災地視察を直前になって、取り止めた。自衛隊のヘリコプターが悪天候で飛べないからだという。うん? 菅直人一派よ、嘘をついてはいけない。このバカ首相が、被災地に行ったら罵声の一つや二つは浴びせられて当然、だからその醜態を回避するために、さすがに側近が止めたのだろう。この程度の雨で飛べないわけがない。菅直人一派の不始末の隠れ蓑にさせられた自衛隊も怒るよな。

福島原発周辺地域のほうれん草など葉もの類に放射能汚染が次々発見されている。官房長官が出荷自粛要請。農家はどうやって食べて行く。そして国民は。WHOが危惧を表明。

都知事の石原が、官邸を訪れ、原発事故で活躍した東京消防庁の消防隊員に、海江田経産相が「放水活動をしないと処分する」と脅したことを抗議した。これもパフォーマンス。「天罰」発言のダメージを薄くしようとしたのか。

福島県が「放射線健康リスク管理ア ドバイザー」に委嘱した長崎大の山下俊一教授(被ばく医療学)と高村昇教授(放射線疫学)なる人物が、福島市内で講演し、高村教授は 「福島市の現時点の空間放射線量で、健康上のリスクは全く考えられない」と語り、山下教授は「酪農は続けられるのか」との質問に「必ずできるようになる。乗り越えてください」と励ました、と共同通信が伝えている。「全く考えられない」「必ずできるようになる」なんて、現時点で断定してしまうなんて、この人たちは予言者か。大学教授の肩書きも落ちたものだ。

東日本中部日本北海道大震災その10

20日日曜日、大震災10日目。

福島原発、敷地内に外部電源の引き込み完了。建屋がまだ壊れていない原子炉については冷却水の循環ポンプが動き始め、機能が回復したという発表。本当なら、希望が持てるが、建屋が水素爆発で壊れた1号機などは、はたして電源が回復しても機器が動くのか、予断を許さない。

18日、東電が、福島原発については廃炉も含めて検討すると発言。えっ? なに? 廃炉を前提していたのではなかったのか。非常識。

昨夜、菅が、官邸でアメリカの大使と会い、福島原発の現状について説明。国際社会の理解を得るためという。また、アメリカ。

福島原発の事故について、情報を隠していると世界中から疑われているからだが、官邸の記者会見などを、既成マスコミの記者クラブにだけ独占させ、フリーのジャーナリストや外国メディアに閉ざしてきたからこういうことになる。これについては、記者クラブ制度の上にあぐらをかいてきた既存の新聞・TVにも責任がある。

リビア情勢。17日に、国連安保理が、「ベンガジを含むリビア国内 において攻撃の脅威にさらされている市民および民間人居住地域を守るため、(加盟国は)すべての必要な措置を取ることができる」という文言を含む決議案を、米英など10カ国の賛成で採択した。中国、ロシア、ドイツ、インド、ブラジルは棄権していた。(CNNネット版) 市民を守るための介入と言えば聞こえはいいが、欧米諸国にとって厄介なカダフィ政権への内政干渉という側面もあるのではないか。

今日、官房長官が福島原発について、「客観的な状況として、再び稼働 できるような状況かどうかは、はっきりしている」「政府の立場では、手続きを踏まずに断定的なことを言うのは難し い」と発言。どうして、こんな曖昧な言い方しかできないのだ。国民が固唾をのんで見守っているというのに。まったく、これだから弁護士という輩は、白を黒と言いくるめるような三百代言と言われるのだ。廃炉に決まっているではないか。あんなもの。コンクリートで固めることも必要だろう。菅直人お得意の、怒声を発して東電の社長をドヤしつけるパフォーマンスでもやったらどうだ。

昨日、今日と計画停電は取りやめ。東京23区内は停電対象外だが、停電と非停電を分ける基準は何か。東電とその言い分を垂れ流す既成マスコミはいろいろ言っているが、つまりは、弱いものへのしわ寄せということだ。差別。

東日本中部日本北海道大震災・番外—この期に及んでもまだ私利私欲に走る菅直人一派

自民党の谷垣総裁を閣内に取り込もうとした、菅・仙谷一派の目論見は、案の定、外れた。

そりゃそうだ。菅・仙谷一派の狙いは、未曾有の災害を乗り越えるための真の挙国一致ではなく、自己の保身と政権の延命にあるからだ。そんなことに手は貸せないというのが野党の正直な気持ちだろう。

野党に協力を求める前に、することがあるだろう、菅に、仙谷よ。

なぜ、小沢氏に政権を譲らないのか。百歩譲って、政権を渡さなくとも、礼を尽くして知恵を借り、力を借りる姿勢を示さないのか。儀礼的形式的に会談して済ませるのではなく。

小沢派を排除したまま、民主党の挙党一致もできないで、何が挙国一致か。

すべて、見透かされているぞ。

やはり、菅の背後にいる仙谷は、左翼かぶれの学生運動時代に染み付いたと思われる、猫の額ほどに狭い了見の党派的な敵味方観念でしか動いていない、とてもとても日本全体のことなど考えられない人物なのだと断定しなければならない。そんな人物に頼る菅直人。

いやはや、最大不幸社会も極まれりだ。

東日本中部日本北海道大震災その9

19日土曜日、大震災から9日目。

昨夜、東電の社長が談話を発表。「わが国が経験したことのない大規模地震に伴う津波といった自然の脅威によるものとはいえ」痛恨の極みだそうだ。逃げるのか。卑怯者。東電の社長といえば、当然、偏差値学力があり、東大法学部などを卒業しているのだろうが、この時期にこんな談話を出す神経。偏差値学力と、人間としての実力は同じではないということの生きた証。

菅直人が、自民党の谷垣総裁に、原発問題担当相としての入閣を要請したが、「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否されたと、読売がネットで報道。事実なら、菅直人という男はほんとうに救い様がない。火中の栗を野党党首に握らせ、潰そうとは。こんな時まで、自分の保身が大切なのか。こんな男を応援した朝日新聞はどう責任を取るのだ。

今日、小沢さん、鳩山前首相、前原を官邸に呼んで、菅が話を聞くという。話を聞いてどうする。あの菅では、話を聞いてもどうしようもないと思うが。ところで、暴力団関係企業から献金を受けていた前原は、神戸の時に山口組がしたように、暴力団に救援活動させろとでもいうのか。

内戦状態が続いているリビア情勢に新しい動き、カダフィ政権に対し、アメリカのオバマ大統領が、「即時停戦と主要3都市からのリビア軍の撤退を要求。条件に「交渉の余地はない」と述べ、受け入れを拒否すれば、国際社会 と連携して国連安全保障理事会の決議に基づく「軍事行動に踏み切る」と警告した。」(19日付産経ニュース) いつの間にか、リビアにアメリカが軍事介入する勢い。これは内政干渉ではないのか。

夕方、官房長官が、茨城産のほうれん草と福島産の牛乳から食品衛生法の暫定基準値を超える放射能を検出と発表。いよいよ。

菅が、電話で自民党の谷垣に副総理兼震災復興担当相での入閣を要請したが、谷垣は拒否したと、日経のweb刊が伝えた。

東日本中部日本北海道大震災・番外ー震災復興と人心一新

この大震災、人命、財産の損失の大きさはもちろんのこと、人々の心の傷の深さも尋常のものではない。この影響は、広範囲にわたり、しかも、相当長期に及ぶだろう。だから、復興策も、常識にとらわれることなく、大胆かつ徹底的なものでなければならない。わが日本の社会と国家の総力を結集してことにあたる必要がある。

それが成るか成らぬかは、われわれが、将来に希望を持って復興の諸事業に取り組めるかどうかにかかっている。

落ち込んだ人々の気持ちを前向きにし、将来に希望を持たせるためには、人心一新が必要だ。かつては、このような天変地異があると、為政者は元号を変え、あるいは遷都し、あるいは自ら退いて他に政権を譲り渡した。

菅直人政権は、このような政道の常識からも、初期対応の拙劣さからも、しかるべき時期に自ら退陣し、政権運営を他に委ねるべきだ。

ところが、こうした政権批判は不謹慎だというような論調が、一部にあるが、それは間違っている。

大災害だから力を合わせなければならないということと、リーダーやそのやり方を批判してはいけないということとは、同じではない。救援や復興に向けて各人がそれぞれの持ち場でできる限り努力することは当然だが、だからといって、そのことと、為政者やその行為を批判することは別のことだ。

むしろ、このような時にこそ、各人が、気付いたこと、思ったことを大胆に発言し、百家争鳴することの方が、よりよい復興策を作り上げるために必要であるし、人々が積極的に復興に取り組む気持ちを高めることにつながると思う。逆に、一億一心火の玉となって、十分吟味されていない方向に一斉に走り出すことの方が、社会と国家にとってはよほど危険だ。

未曾有の大災害だからといって、健全な批判精神を失ってはいけない。

東日本中部日本北海道大震災その8

18日金曜日、大震災8日目。

1週間たった。

あらためて、命を落とされた方の無念を思い、被災された方々が、一刻も早く落ち着いた生活を取り戻されることを強く願う。

TVでは、福島原発の露出した使用済み核燃料プールへの注水を、東京消防庁や自衛隊の放水車で行うと報じている。昨日の自衛隊ヘリコプターによる散水も、今日の放水車も、何やら、先の戦争中、町内会で、空襲による火災に対し、バケツリレーで消火する訓練をしていた映像とだぶる。今は、チェルノブイリも超える最悪の事態にならないことを祈るしかない。

プロ野球、セリーグは25日開幕で早速ナイター、パリーグは4月12日開幕を決定。選手会が反対したにもかかわらずセリーグがこの決定したのは、あの老害の読売の渡辺が強硬に主張したからだという。官僚上がりの日本プロ野球機構のコミッショナーが、セリーグの決定通りの開幕は、監督官庁が認めた場合と条件付きで発表。そんなことも、自分の判断で決められないのか。こりゃだめだ。一部の新聞が、例の長島が、手書きの激励文を公表したと報道。いつまで長島なのだ。読売、日テレ、長島がいつまでものさばるようでは、プロ野球の将来は暗い。(夕方になって、文部科学大臣がセリーグのナイター開幕に難色。)

福島原発がいよいよ危機的になってきた。夕方、原子力保安院が、現状の評価をレベル4からレベル5に引き上げると発表。遅い。スリーマイルがレベル5、チェルノブイリがレベル7。ネットでは、TVが出演させない、ということは原発推進派ではない原子力問題の専門家が、早い段階で、スリーマイル以上と評価していた。

菅直人一派が、震災担当大臣を置くと言う名目で、閣僚の定員を3人程度増やすことを提案と報道。数を増やせばそれでいいという問題ではない。量もさることながら、問題は質だ。小沢さんが、政府全体を指導しなければ話にならない。

菅直人が、記者会見で、福島原発事故に対し「決死の覚悟で最大限の努力」と発言。言葉が軽い。この男が、このように言えば言う程、人は信用しなくなる。この男が最高責任者である「最大不幸社会」の無惨。

今次大震災の死者が6900人を超える。「阪神淡路」を超え、戦後最悪。

東日本中部日本北海道大震災・番外ー菅直人の火事場泥棒

17日、菅が仙谷を官房副長官にした。

こういうのを火事場泥棒という。

わが国では、一般民衆は、騒ぎに紛れて悪事を働くようなアコギなことはしない善良な人々がほとんどだが、民主党の菅直人および仙谷グループは、どさくさに紛れて悪事を働く悪人である。

民主党には小沢さんがいるではないか。

小沢さんほどではなくとも、与野党を問わず、政界には腕力、胆力、知力に優れた人物がいるではないか。例えば、危機管理に強い元警察官僚の亀井氏。

菅直人および仙谷一派は、大震災被災者の救援と復興という歴史的国民的課題を、自己一身の保身に使う。彼らは、日本という獅子に巣くう虫、獅子身中の虫である。

東日本中部日本北海道大震災その7

17日木曜日、大震災7日目。

昨夜遅く、NHK総合TVで福島原発事故の解説をしたNHKの記者が、ネットで不正確な情報が出回っている、たとえば安定ヨウ素剤は効果も不明、アレルギーを起こす、医者の処方がないと使えない、などと発言。フランス政府が日本在住の自国民向けに安定ヨウ素剤を1万錠送ったことをどう説明するのか。

朝、TVが、米国のシンクタンクが発表したという福島原発の衛星写真を映していた。非常に鮮明、何がどう壊れたのかがよく分かる。惨状。政府はこの程度の情報(写真)すら公表していない。これまで、TVが伝えていたのは、東電発表の、地上遠くからの不鮮明な望遠写真のみ。情報量が格段に違う。

ガソリン不足による自動車交通量減少のためもあるのか、大気が一段と透明な感じ。

このところ、TVで、詳しくは関係機関のホームページにアクセスして情報を確かめてくださいなどとしきりに言う。停電でパソコンがネットにアクセスできない人、携帯でネットにアクセスできない人、そもそもTV・ラジオしか頼りになる情報源がない人はどうするのだ。TVは、こういう時こそ一度に多くの人に情報を伝えられる「マス」(大量)メディアではなかったのか。いざとなったら、後はネットでお願いしますでは、自ら無用の存在ですと認めたも同じではないか。「隠すより現る」とはまさにこのことだ。

昼前、自衛隊のヘリコプターが、福島原発の上空から水をまく。容量2000トンの使用済み燃料プールに水を補給しようということらしい。ヘリコプターが運べる水は1回7トン。しかも、上空からばらまいている。2階から目薬。焼け石に水。そんなパフォーマンスみたいなことに、上空は放射能の危険があるにも関わらず、自衛隊員を使う。防衛庁長官は「総理と私の重い判断を、統合幕僚会議議長が受けて決断してくれた」と述べた。統合幕僚会議議長が決断した? 部下に責任を押しつけるのか。自分が決断し、命じたとなぜ言えない。

原発に詳しいジャーナリスト、広瀬隆氏の「破局は避けられるか—福島原発事故の真相」(ダイヤモンドオンライン、16日)を読む。津波は天災だが、原発事故は人災であり、その責任者は電力会社だけではなく、この事態を警告しなかったテレビと、テレビに出てデタラメを解説している専門家と呼ばれる大学教授たちであると。広瀬氏が指摘する通りの結果になるとすると、先行きは暗い。

昼過ぎ、TVで、節電啓発担当大臣の蓮舫が千代田区内のコンビニに出かけ、買いだめをしないよう呼びかけたことを伝える。「いつもの2倍供給させていただいている」からだそうだ。TVも暇だ。ただのパフォーマンスにつき合うなんて。

東電の計画停電、今日は2回目の停電のグループもあるとのこと。

菅直人が、仙谷を官房副長官として内閣に取り込むという。菅は徹頭徹尾のバカだ。

夕方、経産大臣が、首都圏の鉄道各社に夕方の帰宅ラッシュ時の運行本数を減らすよう要請。大規模停電を防ぐためという。増やすように要請との間違いかと思ったが、本気らしい。一日働いて疲れた人の帰宅の足を奪おうというのか。働いている人がよけい疲れるようなことをしていたら、被災地への援助の動きも鈍くなるぞ。何を考えているのだ、民主党菅直人一派の内閣は。